弁護士戸舘圭之先生

 刑事裁判実務研修に参加した。弁護士戸舘圭之先生が講義をする。先生は静岡県であった袴田事件に関心を抱き、静岡大学の学生時代から刑事弁護人を目指して、刑事事件を主とする弁護士と成ったと話された。初心を貫徹されたお気持は、講義の中に充ち溢れていた。
 刑事事件弁護は、国家と対峙する。相手は資金と人材とそして捜査権を持っている。弁護士は、弁護士資格と法律で戦うわけである。一般に警察署はなぜだか不便なところにあり、接見も大変。頭も使うが足を使う仕事だと話された。刑事事件は、熱い気持ちがなくてはやれないと思った。戸舘先生は、人権とは少数の者ある。それは悪人。悪人だから弁護しなければならない。最後に、「私は悪者に味方する」遠藤誠著を推薦された。早速購入した。