「在る人」シリーズ Vol.1

このシリーズの一つ一つを記録しておこうと思います。一人一人の色に何を感じたかを、もし万が一将来ご本人にお伝えすることがあったならば、是非ともお伝えしたいと思って!それがいったいなんになるのかなんてわからんけど、でもやっぱり忘れぬうちに書き残しとかないと!って思うから。

水彩抽象画 在る人シリーズ Vol.1
水彩抽象画 在る人シリーズ Vol.1

誰を描いたか?

さて記念すべき第1号は、私も一度だけ個人的にお会いしたことのある人。(ここではあえてお名前を言うことはしないでおくことにしました。)

音楽に携わるその方は、とても懐かしいようなま〜るい声で歌を歌う。(と私は感じる)
なぜ、第1号がこの方だったのか私にはさっぱりわからないのだけど、どうしてもこの方のお顔が頭に浮かんだのでした。

インスピレーションはこんな感じでやってきた

パレットやカラー見本の色たちを眺めていると、最初にグリーンとブラウンがバチッときて。とてもシューッとした綺麗なラインで丸を作ってる動きも見えて。とても真面目で丁寧に生活している方なんじゃないかと感じる。出会ったヒトモノコトに柔軟に寄り添いながらどこか自分の生き方にも丁寧に添って生きる芯のある人。そして幾つになってもチャレンジの心を持つ、少年のような人。たった今、ひょっとしたら何か新しいことに挑戦しようと思っているのではないかな?

私がこの絵を描いて感じたことはそんな感じでした。できるだけコントロールの意識を外して色と水に身を任せるように描きます。私にとっても修行な感じです。どうしても「うまく描こう」というコントロールの感覚が顔をちょこちょこ出してくるもんで、気を整えるのが一番大事なことで。外側で起きていることに感情を持っていかれないという、私自身の精神性の高まりが必須な気がしてます。でも、これをやることになってる自分がいまここにいるということだからね、粛々と向き合おうのみです。

水彩抽象画 在る人シリーズ Vol.1
水彩抽象画 在る人シリーズ Vol.1

この絵に使用した絵具の記録

緑:ビリジャンヒュー

茶:バンダイキブラウン

ピンク:シェルピンク

黄:ネイプルスイエロー

水色:バチターブルー

青:プルシャンブルー

白:チタニウムホワイト

※絵具のメーカーは
全てホルベイン透明水彩絵具

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