「流れに身を委ねる」
この日は、デスクの前に立って白紙を眺める前に
すでにイメージが降りてきていて。
大体は、やり残してるお皿洗いや数日後の予定のことなんかが頭をよぎったり
自分自身の思考に引っ張られてちっとも集中できない。
神経を一点に集中させないとイメージが湧かないので毎朝しばし戦っているんだけど、そんなすんなりな日もたまにはあるんだなぁなんて他人事のように思ったわけです。
この日のイメージは、静止画ではなく動画のような気がして、
一瞬自分がどこにいるのか分からない夢の中のような感覚になりました。
自分の足元に煙のような雲のような輝く流動体が流れていて
その流れを辿ると、その先がずっと向こうまで進んでいて。
向こうの方で渦を作り始めている様が見えました。
とっても明るくてまばゆいその流れの上で私はなんともいい心地でふわふわ浮いていて
「あぁ、そうか。このままこの流れに身を委ねていれば、私の光にたどり着くんだね」と理解したような感じだった。
こうやって言葉に書くと、とても長い時間このイメージの中にいたように聞こえるけど、この一連のイメージは本当に一瞬で。
記憶からこぼれ落ちないように、できるだけ早く描き始めることにしています。
そうして生まれてきたのが、この「船出」というタイトルの作品です。
「自分を受容して身を委ねていれば、あなただけの船が動き出す。
その船を先導するのは、紛れもなく自分の中の神様だけ。
ただただ心の声を聞き取って。
その先にはあなたにだけ与えられた
あなただけの幸せが存在しているのです。」
そんな感じのメッセージでした。
ついつい自分以外の誰かや何かと比べて、自分自身にいろんなレッテル貼ってしまうけど、目の前のその人は全く違う船に乗っているのだから、あなたと違っていて当たり前なんだよね、ってことかな。
自分という人間が、一体どういう生き物なのか、自分で理解するのって結構たいへんなんだよねぇ。「私ってこうだとおもってたけど、違ったのね?!」って、この歳になって気づく若かりし頃の自分のベクトル間違いとか。
自分の羅針盤を持って、自分の船に乗ったら、あとは流れるままに。自由に。自然体で。
そんな風に生きていきたいな。
いつも読んでくれてありがとう!
またね!