多田富雄

先生の「落葉隻語 ことばのかたみ」。
ー昭和の子が護るものー
昭和天皇の殯葬の礼(ひんそうのれい)に列席。漆黒の闇の中で、天皇の死を悼む。「もがり」の儀礼という。その闇のなかで、先生には、天皇陛下のお姿が走馬灯のように浮かび、涙を流した。そのとき、自分は紛れもなく「昭和の子」と思ったとある。先生が、昭和という定点から見たとき、昭和で獲得した自由、平等、平和、人権を護ってい行かなければと、そのとき強く思ったとある。
昭和9年生まれ、昭和に生きた方である。私も先生のお考えに近い。法律を勉強したとき、自由、平等、平和、人権は常に戦い勝ち取って行くものだと教わった。忘れないでいたい。

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