水野和夫

水野和夫著「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」を読み始める。そのまえがき
⑴帝国の台頭と国民国家の退場=帝国化
 資本のグローバリゼイションにより、国境内に権力を及ぼす「国民国家」が衰退し、米国・中国・インド・ロシア等が帝国化する。 
⑵金融経済の実物経済に対する圧倒的な優位性=金融化
 先進国の賃金が抑制、低下し、デフレが定着する。金融経済(尻尾)が実物経済(頭)を振り回す。 中流階級の没落となる。
⑶均質性の消滅と拡大する格差=二極化
 日本の「一億中流意識」の崩壊、格差拡大の時代の到来。景気回復での格差解決が困難。将来への不安が高まり、刹那主義の蔓延。
グローバル化は、政治、経済、社会のすべての根本的に変える総合的なプロセスとある。計り知れない変化が今、世界的に起こっている。

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