まじめ

 1月1日日経新聞。「風雪知らぬ宰相」という見出しで、記事がある。その最後に次の一節がある。
 鳩山の祖父で元首相の一郎は「鳩山一郎回顧録」の中で夏目漱石の小説「虞美人草」の一節を引用している。「まじめとはね。真剣勝負の意味だよ。人間全体が活動する意味だよ。口が巧者に働いたり、手が小器用に働いたりするのは、いくら働いたってまじめじゃない」
 
 国会が始まり、首相の答弁を聞いていると、何かを感じる。人を批判するのは簡単。私自身果たして、「まじめ」に真剣勝負をしているのか自問自答する。人生は毎日が、真剣勝負かも知れない。大変苦しいが。