技術を尊重

朝日新聞の人生の贈りものに、日本大学医学部南和友教授の「技術の高い医師を尊重しない日本」という話があった。

先生はドイツで約30年間に2万例以上の心臓手術を執刀された方で、世界でも最多症例を手がけた一人である。
日本の医療現場は学問編重で、技術を尊敬しない。
ドイツでは、施設を集約し医師も厳選して専門医として訓練を行う。

心臓手術をする日本の1施設の平均数は、100例弱。ドイツは、1200例。
これでは医師のモチベーションは低く、改善しても医師の得にならないから患者が医療の中心にいないと言われる。
それぞれ症状が異なる多くの手術を行うことによって技術は間違いなく向上する。

法律業務も同様で、多くの事例の相談を受け、それを解決する事ことによってのみ、事務所として又私自身として力が付くものと思う。

南先生の記事を読み、その意を強く感じた。