朝顔と債務整理

 猫の額の庭に、朝顔が咲いた。此の夏最初の紅い花である。

 二宮尊徳の「二宮翁 夜話」を毎日少しづつ読んでいる。種を播かなければ、花が咲かず、実はならない。当たり前の事を、当たり前にどう毎日実行していくかである。歯を磨き、顔を洗い、服装を整え、仕事に赴き、帰宅し、就寝する。此の繰り返し正しく行なうかが、大切。思い、実行。これを維持するのが大変。そこを夜話は繰り返し、繰り返し諭す。人は安きに流れる。そこをどう、止め、進むかである。

 種を播き、花を咲かせようと思うから、朝露とともに朝顔が咲く。生活を立て直そうとするから、そこに解決策がある。ある意味で、適宜のときに、債務整理は行なうべきと思う。自尊心が苛まれる事があるにしても。

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