柳井正

柳井正氏の大学変えねば日本は沈むの記事を読む。その提案として⑴大学の役割改正―社会人が学び直せる機会を増やすため、生涯学習の機能を強化。起業家の育成機能の拡充。⑵教員の人事評価―社会変化に合わせて講義も刷新し、教える技量も向上させる。⑶大学の会計制度の見直し―経済合理性を基準とする企業並みの会計制度を導入。⑷大学の監督制度―文部科学省による監督体制を廃止し、学問の自由を優先する。大学にも、競争原理を入れなければ、アジアで大学は生きて行けないと私も思う。
私達の「士業」も、報酬規程の一律化が無くなった。「競争原理」が食い込まれた。安閑としてその資格のみでは、事務所の運営が難しくなっている。同業間での報酬競争が生まれている。確かに、各司法書士の資質の向上は生まれた。しかし、その一方で資格を得ても生活ができない者も、生じている。甘い考えかもしれないが、資格社会は競争原理だけで良いのかと、又、ふと考える一人である。