臨終力

林望著臨終力を読む。世阿弥の風姿花伝の言葉を上げて語る。一、好色・博奕・大酒<三重戒。これ、古人の掟なり。>一、稽古は強かれ、情識はなかれとなり。始めの諫めは、誰にも毒となる事に対する諫めである。第二条は、稽古はどんなにしてもしすぎることはない、しかし自我に拘泥して諍う心は去るべしということです。つまり、自分が、自分がという意識が強すぎてはいけないということ。法律の勉強もし過ぎることはない。自説を持つようになれば一人前。自説の「じ」まで行っていない自分に反省。この本の他の部分も60歳を過ぎた人が読むには大いに役立つ。

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