三波春夫
今日の天声人語。三波春夫と永六輔の対談。
三波「永さんは飢えたことがありますか」。永「子どものとき、二合五勺の配給で」。三波「飢えたとは言えません」。永「いえ、ホントに腹がへって」。三波「永さん!飢えたのと、腹がへったのは違います」。
「お客様は神様です」の三波春夫。同氏は、64年前の敗戦後ハバロフスクの捕虜収容所に送られた。そこで4年間のシベリヤ抑留生活を過ごした。黒パン一つの本当の飢えを経験したことがこの会話を生んだ。
世界では、飢えに近い最貧困層4400万人がいるとの事。日本はひもじさを忘れて久しいとある。読んで、幸せな日本に住んでいることを感謝した。