自己破産決定

 2年半に亘り債務整理を行ってきた女性が、今日裁判所で自己破産の審尋が有った。法廷の入口まで付き添った。
 不動産の一部所有があり任意整理で着手。不動産処分し債務減額を図る。しかし購入ローンの残額が残る。個人再生を検討。しかし、離婚などの理由で月々の返済額が高額になる。自己破産に方針を変更。この間、人生の相談に乗ってくれる方が現れる。破産することに対する理解を求める。新伴侶予定者も理解を示し、今後の生活再建に協力してくれる事になる。破産申請。そして、本日の審尋の結果、「破産開始決定」並びに「同時廃止」。2月中旬免責審尋の予定となる。
 不動産の売却、転居、離婚、新しい協力者の出現。そして、お医者様もお子様を授かるのは難しい体質と話されていたのに、その子を授かる。彼女にとって、激動の2年半。無事出産され、家族三人で新しい出発が出来ることをただ念じる。仕事のやりがいをふと感じる時である。