誰にもできること

 昨日日本武道館に、第57回全日本剣道選手権を観戦した。大学で一緒に汗を流した後輩が、2名出場していた。一人は新潟県代表、もう一人は東京代表であった。優勝するには各県代表の強豪と6回戦わなければならない。延べ時間、約1時間。緊張を強いられる。一呼吸の乱れが敗者に繋がる。

 東京代表の内村選手が優勝した。家で食事をした事もあるので、家内も喜んだ。彼が優勝後の話で、「剣道は誰でもできることを誰にもできないぐらいやることが大事」と語った。サインを求められた子供たちに、一生懸命と書く。

 誰にもできることを、一つの価値、一つの成果にする素晴らしさを後輩から学んだ。