債務整理 日本弁護士連合会が調査

今日の朝日新聞。悪質弁護士事例日弁連が調査へ、多重債務で苦情増え。社会面の2段記事である。この実情は、依頼者の債務整理が単純から複雑なものに成ってきた結果である。依頼者は、情報多化で依頼経費の比較や、依頼すれば過払いが直ぐにも返金さられと思われている。ところが、消費者金融会社の過払いは、今日の和解で、来年の3月、4月である。会社の存続そのものが疑われるときである。それ和解が不服で裁判を行い、判決を得、同会社の銀行口座差し押さえ強制執行、そして資金回収。手間と経費が掛かりすぎるのが現状。依頼者との齟齬が生じる。始めに充分いまの現状を説明した上で、依頼を受けなければ、苦情になる。依頼者は、過剰な期待を持つ。受任を受けた弁護士・司法書士は説明・契約した範囲で業務内容を処理をする。権利意識の高い時代、当然苦情は生まれる。益々、説明責任を十分に果たさないと大変となる債務整理業務となっている。

犬が、人を噛んでも記事にはならない。人が、犬もかめば記事となる。弁護士が悪質だから記事となる。通常に業務をやっていれば記事とならない。それが木鐸たる新聞記事かも知れない。