本 --生きるこの意味--

高史明(コ・サミョン)「生きることの意味」を読み始めた。次の文章が書かれている。

かけがいのない人生 ー 人間はどんな人でも、この世界に生まれた瞬間、オギャーとたくましうぶ声をあげます。人の生命の輝きはどんなにやさしくたくましいものであるかは、このうぶ声のひびきにそのままあらわれているといえるでしょう。人間の、人としての歩みは、このすばらしいうぶ声のひびきとともにはじまります。

困難にぶっかったとき、人はそれを両親や友達に相談することが出来ます。両親や友人はたちは、そんなとき、きっととても親切に助けてくれるはずです。でも、その困難をほんとうに解決することができるのは、困難にぶつかった本人なのです。昔から、人は自分自身の人生を自分で切りひらき、死ぬときはたった一人で死んでいったといえます。ですから、いまかりにこの地球上に三十億人の人がいきているとしますと、ここには三十億人のかけがえない人生があるのです。

「ぼくは12歳」岡真史著の本が私の側にある。12歳で自死した高史明氏のご子息の本である。

[tmkm-amazon]4480020349[/tmkm-amazon]