本を読む
挨拶文を読むと、よく「有為」な人物になれと書いてある。これは、本を読む子は、必ず〈為す有る〉すなわち〈有為〉となったと産経新聞の「古典個展」で加持伸行立命館大教授が書いてる。 教育は年収に関係すると物事を金銭に換算してみるしか能のない珍説先生が発言しているが、あくまでも環境。知的環境、道徳的環境といってものがたいせつなのであると先生は話される。
勤勉な家庭の子は、勤勉になる。生活保護の支給日は、15日だと聞く。事情があって保護を受けるのだが、子供さんがたに働く姿を見せるべきだと思う。子供は15日が給料日だと思っているという話もある。働いて、お給金をもらうのが自然の姿かと思う。しかし、働く仕事がない。政治もそこにあるし、自己の向上責任もそこにある。
憲法27条に「すべての国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。」とある。しかし、その前に、第25条に「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」とある。生存権の条文が先にあるのだから、それだけ重い。しかし、裁判規範性はないといわれている。即ち、プログラム規定であって、本条文は国に対して努力目標や政策的方針を規定したものだとする考え方もある。
人生の先輩として、子供たちによき道徳的環境を造ってやるのが責務か。