「天への道」

brilliance

私の絵によく出てくるよね、この流動体のモチーフ。白紙を眺めているだけで出てくるんだなぁ。ただ、その時その時でいろんな特徴があって、この絵の場合、とても勢いの良いモーションが見え、水しぶきが上がるような、そのスピード感と躍動感が特徴。それと同時に、ゴールドがメインカラーになるなぁと思った次第です。

このゴールドに合わせることになったカラーはどれもとても優しい色。はっきりと目にアピールするビビット寄りのカラーより、霞んだような優しい色合い。普段は、目が覚めるような色使いが好きなんだけど、今日はどうしてもこういう色しか使わせてくれない感じでした!


今回、初めて経験した技法があってどうなるかちょっと心配になって。パッと見たところわからないと思いますが、実は、ゴールドにホワイトを落としている箇所があるんです。淡い色に淡い色を落としたらどうなるのか若干不安になるんですよねぇ。でも、どっかから来る指示のようなものを思い浮かぶままに描くことに何とか戻す!みたいな苦しさがあったりして。きっと、こういう苦しさがあるうちは、本当の意味で入り込めていないってことだろうなぁなんて思ったりします。

この絵を見て、我が家の末っ子長男が、こう言いました。「ママって、天への道をよく描いてるよね。」ちょっとびっくりします。この彼の語録はどこからくるのか?!ドキッとする、ほんと!子供なだけに、まだ感覚を閉ざしていないのかな、と思い、母としてはとても嬉しい。できるだけ、持って生まれた感性をそのまま殺さないで大人になって欲しいから。ありのままの自分で生を楽しんで欲しいから。


「天への道」

この「天」は自分自身の真ん中ではないかな、と私は思いました。

それぞれの個々が持ち合わせた才気がそれぞれの輝きを持って存在する。他の絵でも似たようなメッセージがありましたが、誰と比べることもない、そのままで素晴らしい光を持っているんだと。誰もがすごいのだと。それが「天への道」なんだと。そのことに、より多くの人に気づいて欲しいと強く願っている存在がいるみたいな気がします。

いつも読んでくれてありがと!
またね!

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