吉村昭

海嘯(カイショウ・ツナミーうみがうそぶく)。 よだ!。津波。
吉村昭著「三陸海岸大津波」を読む。
日本で繰り返す「よだ」。人が死ぬ。18世紀、欧州でのリスボン津波。人が死ぬ。その時、人は神は我々を見捨てたかと叫んだとも聞く。人の精神構造にも影響を与えたと書かれている。

本は、人の死の記録である。都会に住み、生かされている事を忘れている。感謝の気持ちがわき出すと共に哀悼の気持ちが生まれた。
一読を薦める。自然の中で生かされている事を認めさせられる。

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