10歳の放浪記
新宿区中井に、林芙美子の自宅が林芙美子館としてある。これも放浪記で有名である。今回読んだ本は、上条さなえ「10歳の放浪記」である。父親の事業の失敗で、家族が離散の実話である。今日の破産法の素晴しさを知る。子供が学校に行けないという事とが無いからである。住民登録すると債権者に分かる。登録をしない。よって、子供は学校にいけない。
私たちが介入すると、債権者から直接、債務者に請求できない。夜逃げをしなくてすむ。通常の生活を営むことが出来る。素晴しいことである。しかし、事情が許せば、元金だけは返すのが債務者の務めかと私はふと思う。其れが、経済的立ち直り、人生の立ち直りに一番早道ではないかと思うからである。収入力がつくからである。
10円の1円大切さ、お金の厳しさ知らされた実話の本であった。
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