勝負

日本武道館に関東実業団剣道大会を見学した。

試合は団体戦。五人制で戦う。
大学の剣道部で活躍した多くの選手が社会人として会社の名誉を掛けて戦っていた。
チームの勝敗は、五人制の最後の大将戦で決まる。
大将はやはりそのチームで一番力のあるものが座る。

大将戦は、絶対絶命の場面である。
ここを勝ち抜ける者は、日頃の生活がきちんとしている者と思った。
会社業務を行い、就業後時間を割いて練習を行い健康管理に努め、毎日新たな業務に邁進する。
その精神力の強さが、相手に打ち勝つ。
その姿を見た。

館内の熱気とは異なる、快晴の北の丸公園の初夏の緑を目にしながら帰宅した。