専門家と愛好者
新聞に、ある記事があった。
将棋のプロがアマチアに将棋盤をみながら、盤の角で詰ましますよと言って
そのように詰ました。専門家と素人の差のすごさを見た話しである。
碁のプロも、一度に素人を数人相手にして指導できるという。
ある道場で剣道の模範試合を見学した。
剣道の専門家に、社会人が5人掛かった。
全て、二本勝ち、相手に一本も取らせなかった。
私の目には、4人目と最後の人はほんの少し手間取ったかなと思われた。
何故だか分からなかった。
その後懇親会があった。
その席で、その剣道専門家の先生が、彼に助言を与えていたのを聞いた。
「後半、相手の読みが足りなかったなー。勉強しろ。」であった。
立ち会った瞬間に、相手の攻め口、癖等を見抜き、それに対応した攻めを瞬時に造らなくてはならない。
それは、読みである。
法律の専門家にも同様の事は、求められていると思った。
相談があったとき、何がその問題の解決策として一番か、与えられた事実から瞬時に読み取らなくてはならない。
日々の研鑽が求められる。
生活を怠らないようにしたい。