七夕に降る雨--洒涙雨(さいるいう)--
灑涙雨とも書くそうだ。
七夕に降る雨のことを言う。
彦星と織姫が、会えなくて涙を流すことからそう言われたのか。
東京(中野区)では今夜、星が出ていない。
二人は会えないで、涙を流しているのかもしれないと思い、この言葉を思い出した。
この”洒涙雨”、Googleなどで検索をすると106件もひっかかっる。
私が何故この言葉をしっているかと言うと、山岸凉子さんが描いた「日出処の天子」という漫画の中で、厩戸王子(聖徳太子)が、蘇我毛人(蝦夷)に「洒涙雨」の話をするシーンがあるから。
この漫画は、それはもう愛憎劇の極致なような話で(一応、史実には則っている)、厩戸王子は、天才・超能力者、それでいて、ゲイ(毛人が好きだから・・・物語を読むと好きとか単純な話ではなさそうだが)で孤独な人物として描かれている。
小学生か中学生のときに読んだのだが、学校や歴史漫画に描かれている聖徳太子とはえらく違い、ショックも受けたがなんか妙に納得してしまったような記憶がある。
内容に関しては、ここでは述べず是非お読みになっていただきたい。
ちなみに写真は、我が家の今年の七夕。
笹ではなく、笹の代わりに竹科の植物で間に合わせている。
この辺が我が家のいい加減さがでて良いかと。
さらに、夕方雨が降ったときに母が言った言葉がそのいい加減さをより強くする。
私:今日の夜は雨ですね・・・洒涙雨だ。
母:いいじゃない。
川を泳いでいけば。
そのぐらいじゃないと愛は成就しないのよ!!
・・・・(--;)
最初から泳げるならこんなせつない物語はできないと思うのだが・・・。
あはは!!お母さんの言葉むちゃくちゃうけるけど、納得!!!
そうだよね~ 雨だってかなしまないで、だったらがんばって泳いでいけばいいさ☆
最近雨続きで全然会ってないから橋でも作ってこっそりあってるかもね(^ワ^)