透光の樹


髙樹のぶ子の透光の樹を読む。

「生」と「性」を書く。小説家は、「性」が書ければ本物だと聞いたことがある。ここまで、書けるのかと思いながら読む。そこには、いやらしさはない。

人間が生きるという事。そこには、自然が有り、歴史があり、生きる営みがあり、死がある。金沢や能登を散策したくなった。