ザシキワラシ

盛岡地方裁判遠野支部へ出張した。前泊の必要があった。旅館で「昔話の夕べ」があり、ザシキワラジの話を聞いた。「昔あったずもな」で始まり、「どんどはれ」で終わる。
冬の長い夜を、囲炉裏の前で孫達に、祖母が話をしたのであろう。東北の厳しい冬とその中で生き抜く人々の息吹を感じた。又、ザシキワラジの話を聞いて、何代も続いた長者も少しの心の緩みで、その代を潰してしまうものだと思った。心の緩み、日々の勤めが大事と再認識した。