朝原宣治

日経新聞11月27日付スポートビアに朝原氏が「まずは土台固めを」と題して書いている。室伏広治氏との対談で人間としての土台の大きさを感じた。これこそが、ハンマー投げの世界のトップクラスに君臨する所以であると。トップアスリートは誰もが競技だけでなく、人間の本質を極めるため独自の土台作りに努めている。最後はその土台の大小にかかる。ジュニア時代には土台を大きく多様に作り上げていくことだ。単調な練習は退屈かもしれないが、その方が結局は上に大きな城が建つとある。法律の勉強も同様。条文があれば必ず六法を引くことが法律の土台作りに繋がる。単調で苦しいことこそが土台になると思った。