木田金次郎

読売新聞編集委員芥川喜好の「時の余白に」木田金次郎の事が有った。

木田金次郎北海道岩内の漁師出身の油絵画家。有島武郎の生まれ出づる悩みのモデル。
61歳で岩内大火に遭い、千数百展の作品一切と家を焼失。町は壊滅し、丸裸となる。
その直後から彼は圧倒的に再び描き出し、人生の残り8年で代表作全てを生み出す。
筆が猛然と画面を走り、線の激しい交錯のうちに豊潤きわまりない空間が開けます。
深い喪失の底から立ち上がることが人間にはできるのでということを、初めて
教えてくれた人でした。

同新聞の人生案内、海原純子心療内科医の助言。

不安を感じたら

①まずその思考を停止する
②そして数回ゆっくりと深呼吸をする
③先のことではなく今に目を向けるとある。

余震、原子力の問題、雇用不安。生きていくことの難しさを感じる。