過払金返還履歴削除

朝日新聞の記事。
 「過払い利息返還請求の履歴 信用情報から削除へ 金融庁融資受けやすく」と有る。
 過払い請求は、日本信用情報機構にかっては債務整理、現在は「契約見直し」として情報にのる。この契約見直しを情報として載せないという事である。貸付の際、信用情報として、①借入件数②借入残高③返済遅延及び④この契約見直しが与えられる。貸倒れの危険を避けるためである。
 業界は反対する。金融庁は過払い金は正当な権利だから、マイナス要因として載せるなということである。更に業界は、過払い金請求が増加すると心配する。過払い金は、昨年の9月まで約1兆4千億円と言われている。削除されると、業者は「泣き面に蜂」と記事は終わる。双方にとって難しい問題であり、法律は血が出ると言うその厳しさを知る。