古川薫

 日経の夕刊。「維新の若者」今と重ねるー古川薫さんに聞くの記事があった。先々週山口に出張した。同氏が山口県で文筆活動をしているとあるので、身近に感じた。松下村塾から維新で活躍した人々が輩出したのは、吉田松陰から「自分たちは歴史の中を歩くんだ、歩いているだ」という意識を強烈に植え付けられたと思いますと語る。

 この意識は、己を高める意識になると思う。自分の歴史、家庭の歴史、社会の歴史、そして国家の歴史。どの歴史の場面にあっても、確実に人は毎日歩いている事は、確かだ。この数年日の出前に家を出て、深夜に帰宅する生活を毎日行っている某お医者さんがいる。その人が寸暇を惜しんで剣道の稽古にくる。ストレスはたまらないかと質問したら、たまらないという。確固した一つの歴史を、作られているのであろう。