個人情報
9月28日の朝日歌壇に、次の歌があった。
「消すほどのプライバシーでなけれども一日(ひとひ)籠もりてシュレッダーする」
仕事の関係上、事務所でシュレッダーする書類が多い。しかし、必要ないものまで何でもする。本当にどこまでが守るべき個人情報化か判断が難しい。学校の連絡網もなくなり、その連絡に困るという話も聞く。
貸金業法の改正で来年6月までに、借り入れの情報がすべて統括管理される。多重債務者を出さないようにするためだと言う。管理される。国民総番号制が考えられているが、管理する方には便利だが、管理される国民は息苦しさを感じるし、見えない管理を受けるのではないか。貸金業法が改正されたことにより、貸金業者は最盛期から9割減した。法律が施行されると、考える以上に大きな影響を与えていく。それが、国民に良い方向であるればよいが、そうでない場合は国民に苦しみを与える。法律の厳しさを知る。