債務整理とバブル
産経の田村秀男編集委員が、「バブルの呪縛は解ける」と題して記事を書いている。
借りたカネは必ず返すという、市場経済の基本ルールを無視したり、逸脱するから、バブルが発生する。
大事なのは法制度や規制ではない。
国民のモラルであり、1円でも借金は返すという文化である。
と書いている。
私は、生活状況が許せば、任意整理が一番生活の建て直しに良いと思う。
3年ー36回から5年ー60回で借入元金のみを、分割で返すという行為は
収支の正しさの必要性を実感し、金銭感覚が高まると思えるからである。
徳川幕藩体制のとき、旗本御家人は、幕府の棄捐令(きえんれい)により
商人からの借金を踏み倒した。堕落した。
薩摩藩は、巨額のの借財を返済するため藩政を改革を断行した。
それが、明治維新の流れになった言う。
自己破産か、個人再生か、任意整理かは、短期の視点で判断できない面が
あるのではないか。