アブラムシ--小欲知足
父が実家の庭にある梅の木の枝が伸びたので伐りました。
そこにはアブラムシがものすごく付着していて伐った枝から”わさわさ”と這い出してきました。
生き場所の無くなったアブラムシは、他の植物に付いたり、部屋の中に入ってきたり。
よくもまぁこれだけの数に増えたなと感心です。
そのままにしておくこともまずいので、母がアブラムシを駆除する薬を買ってきました。
ブヮ~っと庭に撒きます。
2mm~3mmの虫達が次から次ぎへと死んで行きます。
小さな虫ですが、生きていたんです。
なんなんでしょ、”生”って。
簡単に無くなってしまう”生”。
それを奪う私。
いたらいたで確かに植物が枯れてしまうので迷惑なんですが・・・。
ほどほどの数ならいいのに、どんどん増えて欲の限りに吸い付くし
植物枯らして自分たちも枯れちゃう。
たまたま観た熱帯雨林の森林伐採している人間を観ている様です。
(森林伐採で生活もしている人がいますし、私の生活にも森林伐採がなくなったら困ることも
あるかも知れないので森林伐採反対などと軽々しくは言えません。
けど、最近は各地の氷河も年々減少しているようでかなりヤヴァイですね。)
人間も”大きな何か”からしたらこのアブラムシとなんら変わりは無いのかも知れません。
そのうち薬撒かれちゃったりして・・・あ、自分で撒いているのか。
とにかくアブラムシと私の行動の因果関係がとにかく不思議でしょうがなかったです。
次の日、死んだアブラムシさん達は庭からいなくなってました。
どうもアリさんが運んで行ったようです。
その死もアリさんにとっては有難い事だったんです。
やっぱり不思議です・・・。
追記
奥丹波BlueBerry農園さんのブログでアブラムシ・てんとう虫・カエルと食物連鎖の写真がありました。
美輪本、収集家として。
美輪さん
生きるとは