西行花伝

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こちらはネットさえ繋がっていれば”どこでも”ブログの情報が見る事ができるので非常に便利です。
昨夜、そのRSSリーダで購読しているうちの一つ元会計士 田中靖浩の人生B-sideの記事で西行法師の歌が載っていました。
ちょうど辻 邦生さんの「西行花伝」を読んでいたところでして(2巡目)、お、こりゃまたタイムリーな話と思ってブログに書こうと。
西行法師を知ったのは学校の教科書です。
いまだに「山家集」くらいしか知りません。
その後高校から大学にかけて読んだ、マンガ「孔雀王―退魔聖伝 (2)」に密教者として登場したのでそれが強い印象に残ります。
マンガの中では、西行法師(すごい呪術者という設定)が旅をしている時に、内臓だけの赤子を見つけます。
それを不憫に思い動物の体などを組合せ左法(邪法)を用いて、武蔵坊弁慶を作り上げたという設定でした。
マンガを読んでから数年後、実家の本棚の奥にぽつっと置かれていた「西行花伝」を目にし、何気なく手を伸ばして読み始めました。
この本を読んで初めて西行法師がどんな時代に生きて、何をしたのかを知りました。
平安貴族が権力を握っていた時代から、武士の時代へ移る世に、武士を捨て仏門に入り、”歌”の世界に入って行く。
待賢門院への思い、崇徳上皇への思い。
世の混乱の中での人の浮き沈みをまざまざと見せつけられ、旅の中で森羅万象の息づかいを感じ、時の流れを感じる。
高野山にいながら時の権力者らと通じ合い、後の世まで残るすばらしい歌を残し、1000年後の私達に感動させるものを作った。
仏道に生き、かつ”歌”に生き、俗世の一歩外から世の中をありのままに観て、
世の無常さを肌で感じ、それに西行法師の優しさが加わり、静かでやさしい風が吹くような歌を作ったのかな。
3年前、高野山に一人旅をしたときに三昧堂の前にある西行が植えたとされる桜(法師が植えた桜は枯れてしまって、今の桜は後世に植えられたものだそうです。)に触りながら、どんな思いでここに西行法師はいたのかなぁと思ったものです。
「西行花伝」の中の歌で、一つ選ぶとしたら・・・。
ひまもなき 炎(ほむら)のなかの 苦しみも 心おこせば 悟りにぞなる
南無地獄大菩薩って心境ですな。
選んだけど、俺には無理だな・・・・ヽ( ´ー`)ノフッ

西行花伝
新潮社
辻 邦生(著)
発売日:1999-06
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:80,984
おすすめ度:4.83
おすすめ度4 政治的敗者=崇徳院と歌の確立者=西行の対照性
おすすめ度5 理想の男性
おすすめ度5 この月の光を知らなくては、物の哀れなど解るはずはない
おすすめ度5 とにかく熟読すべき必読の1冊!
おすすめ度5 美しい文章です

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