毎日、見かける動物　猫と蜂

私が今住んでいる場所は比較的猫が多い。
えさをやっている人がいるから尚更猫が寄って来る。
別に猫が嫌いというわけではないので、まったくかまわないのだがそれにしてもよく猫とすれ違う。
毎日すれ違いがてらよく見ていると、それぞれ個性があり淡々としているやつ、臆病なやつ、無鉄砲なやつ、人を小ばかにしてるやつといろいろいる。
そんなある日、自宅にむかって歩いていると近所の家の玄関に寝ているのが一匹。
この日は暑かったので、猫もバテ気味だったのか。
まさに”グテェ～～～ッ”という雰囲気をかもしだして寝ている猫が。
思わず写真を撮ってしまった。
彼（彼女？）は、近所の猫の中で一番よく目に入る猫。
よく足を思いっきり広げたセクシーポーズで毛づくろいをしている。
人間から見ると悠々自適な生活を送っているように見えてしまう。
けど猫は猫なりにいろんな危険と隣り合わせて生きているんだろうなと思いつつ
今日も彼（彼女？）の側を通っていく。
生き物ネタをもう一つ。
事務所の庭に何の花だか忘れてしまったが、青い花をたくさんつけた植物がある。
そこに毎日（雨が降ってなければ）、ほぼ同じ時間にハチがやってくる。
大きなクマバチ。
”ブ～ン”という翅の音を響かせてやってくる。かなり大きな音なのですぐ気付く。
そしてハチは、花びらに一つ一つ止まり蜜を吸って帰ってく。
私は植物についてはまったく知識が乏しいのだが、そんなに毎日来ても取れるものなのか？

ところでこのクマバチ、子供のころから怖いハチと思っていたのだが大人しいハチなんだそうである。まず攻撃にでることはないし、刺されても痛くないらしい。
スズメバチ（こちらは凶暴）と同じくらい大きいのでついつい怖いと思ってしまう。
またこのハチは強引なところがあり、花の付け根に穴を開けて蜜を吸ってしまう。
この花粉を媒介しない行為は”盗蜜”と呼ばれるそうだ。
確かに見ていると、ミツバチのように花びらの中に入ろうとせず花の付け根に顔を付けている。花も捕られ損だ。
そんなハチが一生懸命集めた蜜を人間は勝手に持って行ってしまうのだから、ハチからすれば捕り損か・・・。
ミツバチが一生で集めることができる蜜の量は、小匙一杯分だそうである。
つくづくハチさんに感謝をしないと悪いなと思う。
猫と同様、ハチにもいろんなやつがいるんだなと蜜を一生懸命集めているクマバチを横目に見ながら思いつつ仕事をしている。