危ない場所
8月16日の日経新聞夕刊。津田廣喜早大教授が「危ない場所」と題して短評を書いている。
フランスと日本の考え方の差があり、その発想の違いが交渉の際に影響するであろうとの話である。ーフランスのアルル町の側に、ローマ時代の水道橋がある。教授はそこに行った。全長275メートル、高さ50メートル。高所恐怖症の人なら転落しそうな場所である。日本では当たり前な柵も危険を訴える看板もない。
彼の国は、自ら判断した結果には一定の責任を負わなければならないという「危険への接近」の法理を持っているという事である。
天竜川事故が新聞一面にある。亡くなられた方のご冥福をお祈りする。2歳のお子様にはどんな将来が有ったのかと思うと悲しい。
会社も事故に遭われた方も弁護士が表れる。教授のこの話し、考えさせられる。