杉田成道

「願わくば鳩のごとくに」。杉田成道著を読む。
本の中で、北の国からのクニさんの言葉を書いている。
 五郎さんの生き方はですね、諦念ということが根底にあると思うのですよね。どんなことが起こっても、それを在るがままに受け取る。ただすべて受け入れる。息子の不始末も、娘の不始末も、ただただ黙って受け入れる。そこに、五郎という人間の存在が見える必要があると思うのです。だから芝居をしない。なにもしないで、ただ居る。ただそこに立っている。自然はうつろう。うつろう自然に、溶け込んでいく。そうした存在でありたい。
生きるということは、こうゆう事かも知れない。

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