債務整理と小説

沢木耕太郎の「血の味」を読んだ。
中学三年生の主人公の殺人と性と淡い思いを通じて、人はどこから来て、どこに跳んで行こうとするのかを読者に自問させるように読めた。

又、この作家の「敗れざる者たち」かって読んだ。敗者に暖かい目を注ぎつつ、なおも自分の人生を全うしようと敗者の姿が描かれている。もしかすると、人生には、敗者というものはないのかも知れないと思えた。

血の味は、15年前に書き始め、十年前に9割方書き終えて、この十年間最後の一割が
書けなかったが、突然書き始めることができ、一か月で書き上げたと、後記にある。
小説を書きあげるのには、醸成が必要なか。
常に頭のどこかで、その小説に書くことを考え続けていることによって
何かの機会に、纏まった形としてとして、突然現れて、書き上げる事が
できるのであろう。

消費者金融と10年間取り引きがあれば、ほぼ現在の債権額がなくなるか,
過払金が生じる。慎ましい生活強いられた中における返済の努力に対する報奨金か。

10年という歳月は、短いようで永い。
一つの小説が生まれる大変さを知ると共に、次元は異なるがいろいろな面における歳月
というもの重さを考えた。

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