「自分を他人事としてみる」
自分自身もYouTubeに動画を投稿している身ではありますが
私もしっかり視聴者でもあります。
自分が動画制作する時の参考に勉強させてもらったり、
他分野の情報を集めるインプットとしています。
その中でもメンタリストDaiGoさんは、めっちゃベタですがたまに見ます。
ここのところ続いている芸能界の悲報に関しての動画をアップされていて
この状況を彼ならどう話すのかな、と思いみてみたのです。
自分が三浦春馬さんが亡くなられてから感じていることにも
繋がるところもあるのですが、
Daigoさんはデータや学問、脳や身体の仕組みなどの情報も盛り込んで話てくれるので、
自分がなんとなく感覚で感じでいることの答え合わせのようでした。
この動画の中で紹介してくれている本たちを
読んでみたいと思ったのですが、すでに手に入りづらそうです苦笑。
その中でも読みたいと思ったのはこのキーワードの本。
「セルフ・コンパッション」
- 自分の長所を認めることで、自分に優しくなり。
- 失敗や困難や決定は誰にでもあることだと自分を肯定して諭せる。
- そして1秒前でも1秒後でもない「たった今」に集中できること。
自己肯定できる自分の状態のこと、という感じでしょうか。
三浦春馬さんも竹内結子さんもいつも素敵な笑顔で素晴らしい表現者で、
世間的には唯一無二の存在になっている方々なのに、
本人達は全くそう思ってなかった様子がうかがえるエピソードが多い気がします。
もちろん、コロナによる影響やプライベートの状況なども、複合的に絡んでいるとは思うけど、
根本的に何がどうなっているのだと考え時、その自己肯定感が大きく作用しているのではないかと思う。
感受性が強いことこそが、俳優として成功している一つの大きい要素だと思いますが、
結局、感受性が強いことが周りからの影響を受けやすくさせ、
自己肯定感を低くしているのではないかということ。
感受性というものは紙一重なんだなと思うと、なんともやりきれない気持ちになります。
自己肯定ができないから、
人に褒められれば褒められるほど自覚との差ができて辛くなっていく。
日本人は特に、自分のアピールや褒めることをしない傾向が強い民族ですよね。
アメリカで大学生だった頃、この性質に気づかされ、苦戦を強いられました。
大学の授業では、自分をちゃんと説明し、
主張をはっきりと発表しなければならない瞬間がたくさんあって、
最初は苦痛で苦痛でクラスメイト達の前に立って
スピーチしないといけない授業は胃が痛かった思い出あります。
そんな経験があっても、あくまで授業をやりこなしただけで、
実生活の人生そのもので自己表現が急にできるようになったかというと、そうでもなく。
面白い事に、アラフォーになってから少しずつわかって来たような気がするのです。
結局、自分を褒められないって、我が強いって事ではないかと今は思ってます。
自分よりあの人の方がすごいから、自分なんてまだまだ。
それって、ある意味「自分」を「じぶん」として見すぎてるのでは。
自分の体を自分のものと思いすぎてるのでは。
そう思うように。
だからある意味、「自分を他人事」と見た時、
自分と思っているこの体を使って生きているその魂の良さを
どんなに欠点があっても褒めるところは絶対にある。
それを「我を捨てる」ということではないのかな。
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サボテンって、自分の体にたっぷりの水を溜め込んでるんだって。
自分に蓄えたその水で育ち、生き、花を咲かせるのです。
これって、人間もきっと同じなんじゃないかと思って。
そんな風景が舞い降りた水彩画×コトバでした。
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自己肯定感を高めるには、我を捨てる。
自己と思っているソレを、他人だと思ったらどう思う?
大事な友達だったとしたら、自分の子供だったらどう声かけてあげる?
『そりゃさ、誰でもできないこともあるし欠点もあるよね。
でもさ、君は○○○もできるし、○○○○もできるじゃん?
そりゃさ、上には上がいるかもしれないけど、でもできてるっていう事実は変わらないよね?
君ができることを生き生きやってる姿ってめちゃ嬉しいよ?』
私ならそんな感じに言うと思うんだよね。
それをただ単に、自分に言うってことなんだよね。
なんも照れることないし、謙遜なんてしなくていいんじゃないかと。
そしてこれって誰かにわざわざ主張することじゃないんだよね。
自分とそう対話していればいいんだと思う。
どんな状況になっても必ず糸口を見つけられるのは、自己肯定できてる人なんじゃないかな。
だって、軸が自分の中にあるからね、社会や周りの環境じゃない。
私自身も、褒められても、すごいね、って言ってもらえることがあっても
ずっと「いやいや、まだまだですよ」って答えてた。
いつまで経っても、自分に満足することがなく「まだまだ上がある」と思っていた。
でも、たった今の自分が格別頑張らなくてもできていることこそが自分らしいエッセンスで
「今」あるもの、「今」できることを「今」どう調理するか、に集中すればいいだけなんじゃないかと。
ある意味、たった今ここにいる自分を信頼するっていう感じなのかな。
そうなるとこれからどうなるんだろう、と考えてもわからない未来について
変に悩んだり不安になったりすることが減るんですよね。
もちろん、プランや戦略も多少あったほうがいいかもしれないけど、
ポイントは、自分軸が支柱になっていないプランは意味がないってことかなと思う。
どんなに周りに褒められてもどこか満たされないまま
第一線で走り続ける事に疲れたのかな。
結局、自分が自分と思っているその体と魂を認めてあげられないと、きっとずっと満たされなくて、
区切りも褒美もない耐久レースでベストを尽くそうと頑張っているような、そんな状態だったのかな。
本当のところは、ご本人しかわからないこと、
もしくはひょっとしたらご本人にすらわからないままのことかもしれないですが。
このDaiGoさんの動画、リンク貼っておきます。
本当に、一人でも多くの人に見て欲しいと思う。
そして、DaiGoさんのおっしゃるとおり、これってどんな人にも大事なこと。
大好きな俳優さん達が亡くなられて、その死をただただ悲しむのではなく、
何か感じ取れるものを残してくれていると思うので、
自分なりにそれを感じ取って自分や周りの大事な人たちに還元していきたい。
そして、芸能界で頑張っている純粋な表現者の皆さんがこれ以上苦しまないように、
芸能の世界にもこういう学びやケアの機会が増えることを切に願います。
そして、どんな人もストレスが溜まる前に自分のケアができるように。
えらく長い文章になりましたね(汗)。
自分の個人的な旅の中で感じたことを書いてみました。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
最後にDaiGoさんの言葉で共感したことを。
『知らないことで損をしてる人を減らしたい。』
いや本当に。