苅部直

 苅部教授が、震災を受けて毎日新聞に書いている。
 強く心に残る警告の言葉を、いまの日本人は将来の世代にむけて残せるだろうか。
 それができたならば、先行きも決して暗くないはずであると。
 その例として80年前の津波後の石碑の言葉を上げている。
 「高き住居は児孫の和楽 想へ惨事の大津波」
 
 不条理と向き合う人々に光のさす言葉をかけることが出来るならば、宗教に再び注目が集まると宗教学者山折哲雄氏も
 指摘するとの記事も他紙ある。
 
 「言葉」。語りかける言葉。伝える言葉。光をさす言葉。法律もある種の凝縮された言葉だと読んでいて、思う。