須田慎一郎

須田慎一郎氏の「サラ金殲滅」を読んだ。その中の一節。
はっきり言う。借金は将来の収入の前借りであり、収入増が望めないどころか収入減が当たり前となった時代においては、「借金は悪」なのだ。

団地金融やサラ金登場によって、貸金業者は顧客の「明日の豊かさ」を担保に取るようになった。しかし、「明日の豊かさ」が約束されなくなったいま、人々はいったん借金の返済に困ると、人生を果ては命もとられかねない状況になってしまった。
サラ金は日本経済が右肩あがりであるから成り立ち、今日の右肩下がりでは成り立たないと言う。借金はだから悪になると断言する。日本の経済の現実を、自分の生活の実態を知るべき時かもしれない。借金も資産の内という考えも是正される時代か。

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