ネット接続権

 11月22日毎日新聞「時の風」に坂本健東京大学教授は、ネット接続権について語っている。
 フィンランドが、高速で大容量のデータ伝送のためのブロードバンドへの接続を国民の権利として法律で保証した。そなわちネット接続権である。
 日本国憲法で認める25条生存権、26条教育を受け権利、27条の勤労の権利、そして28条の労働基本権は、社会権といわれているが、これらと同様の権利として「ネット接続権」を考えていく必要があると言う。
 インターネットへの接続という新しい権利と義務が生じている。パソコンを使いこなすと同時に、インターネットが生む新しい便利さと、それが生む弊害を確り見つめていかなければならない。
 機会があれば、憲法の条文を当たられるとともに社会権がどのような戦いのなかから確保されてきたのか知るのも勉強になる。