債務整理と啐啄同時
「合気道とラクビーを貫くもの」内田樹、平尾剛の本を読んでいる。
ラクビーのパスにも、やはらかいパスと重いパスとがあるという。パスというのは、たとえいいタイミングで放ったとしても、味方がキャツチしやすいような配慮がなければ取りにくいもだそうだ。そして、それが重いポールとなってしまう。
受け手がいかにキャツチしやすいかに配慮して、ボールの回転数や角度までに気を使って日々練習を繰り返した、パスが軽いパースであり、その結果として、受け手がポールを上手く捌けるようになる。
お互いの気持ちと、ポールの回転数や角度がよいドンピシャのタイミングでのポールのキャツチ。啐啄(そつたく)の機ともいうべき感覚だという。
啐啄同時とは、禅語。鶏の雛が卵から産まれ出ようとするとき、殻の中から卵の殻をつついて音を立てます。これを「啐」と言います。そのとき、すかさず親鳥が外からついば゛んで破る。これを「啄」と言います。これがあって雛が産まれる分けです。
債務整理も、啐啄同時の行動で、双方の相気の上で、円滑に上手く解決することが出来ればと思う。
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