法律家

山本満雄氏の考え方
法律家は①法規範を中軸とする法学的な知識②経験則③バランス感覚という三つの論理のみを
信用して議論をし、説得しようと試みるものであるらしい。
この三つの要素を一つに統一体として運用しながら現実に生じている紛争を一定の解決を与える
ために活動すること、そこには疑惑や逡巡それを乗り越える決断、あるいは紛争にかかわっている
当事者やその運命に対する様々に人間的感情がともなっている、そうした活動として法律家は生きているのだろう。
司法書士の法律上の仕事は、当事者の運命まで関わる面は少ないかも知れない。しかし、自己破産の申請を受任したとき、免責決定が得られるか否か判断は、まさにその人の未来の運命を決めるかもしれない。三つの理論の研鑽に努めたい。

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