街並み

日経新聞、あすへの話題。「街並み」と題して津田廣喜早大教授が書く。
この頃は、街を歩いても面白味がない。歴史ある商店が次々と店を閉め、嘗て良い場所を占めていた銀行の店舗が合併を続け撤退。
目立つのはコンビニエンスストア、コーヒーのチェーン店等になり、変哲がない。ビル街も雑然とした街並み。
パリの様な整然とした街並みではない。この事は、日本のエネルギーうち言えるかも知れないが、いかがなものかとある。
そして、日本人がやろうとしないからできないと書く。

 人口構成の大変化で今の日本の経済は、百年に一度の変換期にきていると言われている。
 藻谷氏の「デフレの正体」の中にも、日本が将来生きていくためには、観光資源となる街並みを、数十年掛けて造る必要があると指摘している。
 日々追われて、目先の事ばかり考えてはいけないと、この小さなコラムを読みながら思った。