加地伸行
加地先生(立命館大学教授)が、産経新聞の正論に震災に付いて書いている。「避難先では体と精神を動かそう」と題して。
先生は、八項目を挙げている。①会見の際官房長官等は結論から話す②原子力専門家達ははテレビで解説をしないだ、、その意見を纏めて政府に具申すべきだ。③被害者、避難者の場所を知らしめる行動をおこせ④サツマイモを配れ⑤サツマイモ等援助物資を投下せよ⑥空きペットボトルを配布しその有効⑦穴を掘り、貯蓄式便所を作る⑧教育。
敗戦の時、満州からの過酷な引き上げ中、寸暇の中、子とも達に教師が授業した。日本人の凄味がここにあると書いてある。
子どもの管理ができると同時に、全体に全体に精神を鍛えて団結が生まれると言う。
論語の言葉を引用して擱筆している。
「力 足らざる者は、中道(中途)にして廃す。今、汝は(自分の能力を)画(かぎ)れり(限定している)」
地震に対する的確な指摘と教育の大切さ、そして、自分で自分の力を画してしまう人の弱さを再確認させられた。