地震
3月11日午後2時46分東北地方太平洋地震。お亡くなりに方には、心よりお悔みを申し上げます。どんなに残念であった事か。思えば思うほど悲しい。
本事務所は、5階建てのビルの2階。職員も私も座り込んでしまった。直ぐに、外に逃げたが動転。その後の余震も激しく船酔いを引き起こす。業務中止し、帰宅命令を出した。そして本日。交通機関の問題と余震を考えて、臨時休業とした。
良寛さんも地震に遭った。その地震で末っ子を失った友人への手紙。
「地震は信に大変に候。野僧草庵は何事もなく、親るい中、死人もなく、めで度存候。うちつけにしなばしなずてながらへてかかるうきめを見るがはさびさ。しかし災難に逢、時節には災難に逢うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候。かしこ」
幸い命を失わなかった私達は、死を真剣に考え、亡くなった方達の冥福を思い、よく生きなければならない。