新渡戸稲造

 今朝、新渡戸稲造著「自警録」を読む。社会人になっても、1日30分固い本を読むことが必要だとの教えがあるが、難しいことである。
本の一節。ー風俗習慣に逆らうわ独立にあらずーで、佐藤一齋の言志四録を援用している。
「寛懐俗情にもとらざるは和なり、立脚俗情に墜ちざるは介なり」
 風習習慣に逆らうことは、独特の人才にでもあるように思う人もあるが、その人を崇める値はない。人は社会に住んでいるあいだは法律のほかに世俗の制裁を受けなければならぬと。……
 自分を顧みるときが、必要である。

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