輿論と世論
「輿論とはパブリックオピニオン。世論はポピュラーセンチメンツです。
つまり輿論は理性的討議による合意、真偽をめぐる公的関心で、世論は情緒的参加による共感、美醜をめぐる私的心情です。」
上の定義は、朝日新聞の夏の基礎講座「世論」における佐藤卓己京大大学院准教授の話。世論を高めたものが輿論。しかし、その高めた輿論も世論の流れに抵抗できない。でも、輿論というものを認識し、維持する事は大切と語る。世の中の大きな動きを言葉で表現し、言葉で考える事は論理思考の始まり。法律は、積み木を一つひとつ重ねて行くようなものだと教わったことを思い出した。