中小企業

 経済の底打ちの実相という新聞記事を読んだ。表題は「マイホーム難民急増」である。某さんは、18年間住んだマンションを競売にかけた。仕事は、小さな設計事務所と旅行代理店を営んでいたが、昨年の金融危機以降は仕事がほとんど入らず、行き詰まった。

 中小企業の小は、数ヵ月仕事がなければ、含み資産や運転資金が潤沢にあるわけではないので、直ぐに行き詰まる。経営コンサルタントは、一年分の運転資金をと指導するが、そのように上手く経営はできない。経済は生き馬の目を抜くといわれる程、運営に、資金確保に、人材確保に厳しい。その中で、小企業は活きていくしかないのである。

 上記の某氏は、競売後さらに1億円の借金が残り、自己破産した。家族と気まずくなって別居。家族離散がはじまっている。

 住宅は要。出来るだけ個人再生を使って、家の確保に努めるべきだ。その際には、奥さん・子供さん方の協力は欠かせない。