貸金業規制強化

今日の朝日新聞の経済欄に、三段抜きで「貸金業規制強化」の記事がある。これまでの貸金業登録の純資産が500万円から、2千万円に引き上げられた。法令順の立場から国の資格試験取得者を営業所に配置することが義務づけられた。

貸金業者は、ピーク時の8分の1に減少した。そして、来年6月よりは、①グレーゾン金利の廃止。上限金利が15%から20%に引き下げ②貸付総額年収の3分の1までにする総量規制導入③貸金業者の参入条件を純資産5千万となる。

総量規制導入は、影響が出ると思う。これによって、自己破産が増える可能性も考えられる。又、闇金、その他の新しい融資方法が生まれてくるとも思える。必要は発明の母である。必要があるから、借り入れをするのである。多重債務者にならないためとは言え、総量規制は、個人の信用力(経済力・購入力)を縮小させる。消費者金融業者とそのお客様がどのような方向にすすむのか、これから緊張と注目が高まる。そして、新たな法律問題も発生してくる。法律は生き物だといわれるが、社会の変化とともに生きているのだとこの記事を読み感じた。