日本人

 父も、叔父、叔母も高齢であるが相変らす働き者である。

 新聞に、北方謙三が「望郷のの道」明治の気骨描き込むという記事があった。一代で菓子会社を作り上げた曽祖父母を取り上げたものであるとある。北方氏は、曽祖父母を「働くことに何の疑問も持たず、身を粉にして働く、それが生きることと思い定めた強さがあった。そこに自分もひかれています。いわば日本人の原型ではないでしょうか」と言っている。北方氏は同世代の者としては、同様に思う。勤勉、この言葉を大切にしたい。そこは、日本の心があるように感じるから。